知っておきたい!化学繊維ってどんな繊維?

洋服を作る上で必要な要素である繊維には、植物繊維と化学繊維というものがあります。その中の化学繊維について、今回は探っていこうと思います。化学繊維にも種類があるのです。レーヨンは再生繊維と言い、レーヨンの主な原料はパルプの木材です。

木材にあるセルロースと言う繊維の素を取って糸にしているのです。良い所は、湿気や水分を吸ってくれる事。そして艶やかで着心地が良いということがあります。色の染まり具合も良いですね。難点は、濡れてしまうと強さが格段に減ってしまうことです。

洗濯をすると縮みやすくて、シワにもなりやすいです。擦ることにも弱いですね。裏地や下着、婦人服に用いられます。続いて半合成繊維のアセテートです。これは木材パルプから取られた繊維の素と酢酸でできています。酢酸の分量を多めにして、より合成の質を高めたのがトリアセテートと言います。

湿気を良く吸ってくれて、静電気を発生させにくいので裏地にも使われます。つややかさがあり、強く縮みにくいのもポイントです。ストーブ等から出る窒素酸化ガスが原因で色が変わってしまうこともあります。裏地や女性用のフォーマルな服の他にたばこのフィルターにも使われています。

そして、種類も豊富な合成繊維です。その中でポリエステルは日本で最も作られている合成繊維です。ナイロンやアクリルと並び三大合成繊維と言われています。合成繊維らしさがありますが、綿のような要素も持ち合わせていて、洋服を作るのに最適な素材と言えるでしょう。

シワになりにくくて型も崩れにくいです。とても丈夫で強く速乾性があります。そういったことからか、裏地や学生服に用いられています。しかし、湿気を吸ってくれず静電気も起きやすくて、汚れが付くと落ちにくいというのが難点です。

長い伝統があるのがナイロンです。成分としては、綿に近いです。強さと弾力性があります。シワにはなりにくくて、薬品やカビ、そして虫にも強いです。それでもポリエステル同様に吸湿性は悪く、静電気も発生します。太陽光やガスによって黄色く変色してしまう可能性がありますし、熱に弱いという特徴があります。

ストッキングや水着、スポーツウェアに用いられています。アクリルは、ウールを目指して作られた繊維です。ふんわりしていて手触りも良く、軽いのがポイントです。アクリルたわしなども作られていますね。カサがあり、弾む特性があるのでシワになりにくいです。

色も良くでるでしょう。風合いもウールに似ています。カビや害虫には強いです。ただし湿気は吸わないで高温にも強くありません。静電気が起こりやすく、ほこりが付きやすいのでそれだけ汚れやすくもなります。セーターなどの冬物の洋服に使われます。

最後にポリウレタンです。およそ60年前にドイツで作られました。伸縮性が良い合成繊維で、『スパンデックス』とも言われています。基となる布にウレタン樹脂を塗って皮膜を作って、特徴的な風合いなどや保湿性や水を弾く機能も加えるということが、合成皮革を作る際に特殊に使われています。

擦られることには弱く、合成皮革の場合は剥がれやすいです。塩素には弱く、紫外線を浴びると黄色に変色してしまうこともあります。それぞれの特性を知った上で、上手に服などを扱っていきたいですね。